研修者の声

ひろしま麻酔科研修ネットワークに参加して 2013年

広島大学病院 麻酔科 中村有希

ひ ろしま麻酔科研修ネットワークが立ち上がってから、4年目を迎えようとしています。当初、私を含む2名で始まったこの制度も現在3名に増え、来年度も新し い麻酔科医が加入する予定です。ネットワークについては、徐々に知見を広めてきていますが、始まったばかりの新興勢力でもあり、まだまだ若手に対しキナ臭 さを拭えていないのが現状です。これを払拭するには、第1期生である私達の目覚ましい発展とそれに繋がる礎、更にはこの制度に加入していたからこそ、とい う「特別感」が付随することが必要になるのですが、私自身もわずか5年目の麻酔経験者、自覚を持つ以前に自分の症例で手一杯の毎日です。おそらく、私の自 覚などは私自身の問題であり、礎などと5年目の麻酔科医が息巻いても制度の大した発展には貢献しえないとは理解しています。広島で働く熟練した麻酔科医の 先生方が必要と感じたからこそこの制度が立ち上がり、現に若手麻酔科医の加入者は少数ながらも毎年後を絶ちません。 現在、私は大学病院で後期研修医とし て働いています。随一の研修病院である大学での麻酔は、幾度となく「基本に戻る」ことを繰り返しているような気がします。初期研修医の様々な質問への返答 や、後輩に説明する度に、自分の知識の曖昧さに気づかされます。後で調べようと多くを語らずして振舞っても、先輩方に瞬時に見抜かれ容赦なく浅はかさと実 力不足が露呈されます。その都度、基本からやり直し、散らばっていた知識を束ねて編集し装丁し完成させる繰り返しです。いつの間にか自分の中で「初心」へ の値打ちを失っていたのかもしれないと反省しながら日々過ごしています。一所に留まらず、環境を変化させる事で自分を直視・客観視し改めることは重要です が、その環境をある程度自分で決定できるのもネットワークの強みではないでしょうか。

ひろしま麻酔科研修ネットワークに参加して 2011年

広島市立安佐市民病院 麻酔・集中治療科 中村有希

安 佐市民病院での麻酔科医としての生活もあっという間に3ヶ月が経ちました。毎日のように経験したことのない症例に出会い、新しい知識が増え、手技が鍛錬さ れていき、確かな手応えを実感しています。それと同時に、自分の経験・知識不足をより肉薄に感じ、手技の稚拙さに落ち込むことも増えたのですが、今は知ら ない知識を吸収し消化して、日ごと視野が広がっていく過程を心から楽しんでいます。

私が麻酔科への道を決めたのは、研修医生活も終わりに近 づいた11月半ばでした。進路を決定した時期が遅かった分、安佐市民病院の麻酔科で学んでいない事が沢山ある、と感じ、また働き慣れた環境の元で存分に自 分のスキルを磨きたいと思っていた私にとって、麻酔科研修ネットワークは最適なカリキュラムでした。硬膜外麻酔や中心静脈穿刺等、あらゆる手技を行う機会 を、上級医の先生方は集中的に与えて下さり、外科の大手術や心臓血管外科麻酔を担当する事も数多くあります。そのような場面でも、指導医はサポート役に徹 して、進行の段取りや判断を任されます。自分が麻酔を任されているという強い責任感はさらに、もっと学習しなければという向上心を高めてもくれています。

自 分が働きたい環境で麻酔ができる、将来の目標に合わせて自由に病院を選択できる、このように恵まれたカリキュラムは他にないのでは、と思います。私は当カ リキュラムの一期生であり、前例がいない事に多少の不安は感じますが、それが払拭されるほど、担当の先生方のサポート力は心強いです。このカリキュラムの 自由さは、それ以上の責任と意図を自覚した上で選択しなければならない厳しさも兼ね備えていますが、逆にそれが自分にとって、麻酔科医としての確固とした プランを立てる事ができるのでは、と思い、日々忙しく楽しく働いています。

ひろしま麻酔科研修ネットワークに参加して 2011年

広島市立安佐市民病院 麻酔集中治療科 岩崎祐亮

私 は初期臨床研修を広島市立安佐市民病院で行いました。研修医2年目の夏の終わり頃、まだこの病院で色々経験したいし学びたいと思っていましたが、このまま 残っても数年後はどうなっているのかなぁという漠然とした不安はありました。そこで、噂に聞いたひろしま麻酔科研修ネットワークへの参加が候補に挙がりま した。私自身は麻酔業務ももちろん興味はありますが、同時に救急・集中治療分野にも興味があり、その分野の研修も十分に行える病院は限られています。しか し、このネットワークではそのような要望にも応えて下さるうえ、バックアップ体制も整っており、とても恵まれていると感じ参加させていただくことにしまし た。

私自身は初期研修と同じ場所での後期研修を選択しました。若いうちは色々な病院を経験した方がいいという意見も聞かせていただきまし た。ただ、それと同時に、同じ場所で少し腰を据えて研修を行ってみるのもいいかなと考えました。実際、病院の体制や仕組みについての知識があるため、たく さんの雑務を省きながら3年目からの業務に集中して取り組むことができたと思います。また、初期研修の2年間では飽きないほど症例経験が豊富な病院であ り、まだまだ吸収できることがあるという思いがありました。実際に今現在でも毎日が新鮮な気持ちで研修を行っています。麻酔業務では様々な症例を上級医の 指導のもと行い、当直ではICUの患者をみつつホットラインの対応、月ごとのICU当番など盛りだくさんの内容ですがむしゃらにくらいついて行きたいと思 います。

今後多くの御世話になることと思いますが、御指導御鞭撻のほど何卒宜しくお願い致します。

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